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We Remember Dick Dale By Dave Dunwoodie

今年3月に惜しくも亡くなられたKing of Surf GuitarのDick Daleへの郷愁、称賛、そして思い出が繰り広げられる中で私たちグラフテックも思い出を加えたいと思います。
彼演奏スタイルは独創的でギターと音楽業界での彼の功績は伝説となっています。

私たちがこの素晴らしいギタリストについて語る前に、少しだけビジネスの話をさせて下さい。私たちはDickが長年に渡って与えてくれたサポートに感謝し、この悲しみのときに彼の家族と親しい友人たちを助けたいと思っています。
彼の家族と友人たちはGoFundMeにファンディングページをたちあげました。
私たちは2019/6/29(22年前にDickと出会った日)までのString Saverの10%の売り上げを寄付します。もちろん、みなさんが個人的にファンディングで寄付をなさってくださることも大変素晴らしいことです。

Dick DaleとGraph Tech

それは1994-95年にGuitar Player MagazineでString Saver Saddlesの広告を見た彼が私に電話してきたときから始まりました。

「あなたたちに弦が切れないようにできる方法があるなら、私はそれを取り入れたい!私は16-60のゲージをBeast(彼のギターの愛称)でトーンのために使用しいるが弦が切れやすく、たくさん消費されるのを止めたいのです!」

しばらく彼と話をしてString Saverがどのように機能するのか説明しました。彼は弦が切れることについてかなり研究をしていました。彼が言うには「切れた弦をチェックすると、弦は切れたところで黒くなっていおり、熱をもっていたようになっていた。」とのことでした。60のゲージを使っている伝説のギタープレイヤーは弦が切れないように試行錯誤をしましたが、どれも効果はありませんでした。私たちはこの問題を解決できると確信していましたが、String Saverを使用して60のゲージを張っているギタリストは聞いたことがありませんでした。

長い話をまとめると、String Saverサドルは私たちが想像していたよりも機能し、それ以降”Beast”はString Saverサドルを常につけていました。私が最後に”Beast”を見たのは5、6年前のことですが、まだ最初のサドルが使用されていると確信しました。1000番のサンドペーパーでサドルを磨くのに数百時間を費やしたかのようなそれは、とてもクールにみえました。

DickはString Saverを使用した最初のビッグネームの一人でした。それから数ヶ月後、彼はこのサドルが本当にうまくいったと私に電話をしてきてくれました。そこで私は彼へところへ行ってString Saverが載っている”Beast”の写真を撮らせてくれるように頼みました。私は外交的な人間ではなかったので、私にとっては大きな出来事でした。彼はもちろん!と答えてくれて彼の家へ道を教えてくれました。私はそのドライブを忘れることはないでしょう。

彼の家までの指示は、「サボテンのそばで3つの岩のところを左に曲がり、約5マイク下る…」などというものでした。そして、私はなんとか辿り着きドアをノックしたが返事がありませんでした。約5分が経ち表れた彼は驚きの声をあげました。私が来ていることを完全に忘れていたのです。その日はホリフィールド/タイソンの試合の次の日で、私たちはどちらもベストな体調ではありませんでした。私はパームスプリングスで数杯のドリンクを飲みながらその戦いを見ていたからです。しかし、私たちは共に素晴らしい1日を過ごしました。彼は彼の飛行機、滑走路、たくさんの話をし笑い、彼の友人でありいまでは私の素晴らしい友人の一人であるLouis etoyerとのアコースティックジャムセッションを聴きました。

その後は、ディックはいつも私たちのNAMM SHOWのブースで演奏をし、息子のジミーの話をしてくれ、彼の妻のラナを紹介してくれました。そして彼女は彼の癌との戦いを支えました。

ディックはもっと演奏すること、音楽とリズムについての話をしたかったかもしれません。彼は両方についてとても熱心でした。彼の心は常に鋭く、人生と音楽への意欲は高く、我々は目を離すことはできませんでした。
私たちのNAMM SHOWブースへ彼と彼の息子のジミーは必ず訪れ私たちを気にかけてくれ、彼とのギターレッスン、即興ジャムを含む彼との多くの素晴らしい時間を世界中の多くの素晴らしいギター仲間と共有しました。